「バイクの車検って、結局いくらかかるの?」
「ユーザー車検に挑戦してみたいけど、書類や整備が不安で…」
そんな悩みをお持ちではありませんか?
バイクの車検は排気量や整備状況によって必要な費用や書類、手順が大きく異なります。特に400cc以上の車両では、継続検査の義務が生じ、自賠責保険や法定費用、点検整備の実施、ブレーキやヘッドライトなどの保安基準の適合確認まで、非常に多くの項目をクリアしなければなりません。
ユーザー車検を自ら経験し、運輸支局での受付や検査ラインを何度も通過してきた実績があります。国土交通省が公開する道路運送車両法の基準や、陸運局で実際に求められる書類の記載方法まで、現場レベルの知識を元に、リアルなノウハウをお届けします。
さらにこの記事では、整備費用の削減方法やマフラー・光軸など落ちやすい検査項目のチェックリスト、予約が取りづらい時期の対処法なども解説しています。
最後まで読むことで、車検費用を無駄にせず、安全でスムーズに合格するための具体的な手順と知識が手に入ります。
面倒で難しそうに見えるバイクの車検も、正しい知識と段取りで、意外と手間なくクリアできるものです。損をする前に、今すぐチェックしてみませんか?
安心と信頼の車検・整備サービス - 若林自動車工業有限会社
若林自動車工業有限会社は、お客様の安心・安全なカーライフをサポートするトータルカーショップです。新車・中古車の販売をはじめ、車検、一般整備、鈑金塗装、各種保険手続きなど、幅広いサービスを提供しております。国家資格を持つ整備士が常駐しており、一台一台丁寧に点検・整備を行っております。特に車検においては、法定基準を満たすのはもちろんのこと、お客様の使用状況に合わせたきめ細やかな整備で、安心して長くお乗りいただけるよう努めています。お車に関するお困りごとがありましたら、どんなことでもお気軽にご相談ください。
若林自動車工業有限会社 |
住所 |
〒384-0033長野県小諸市市町三丁目13番35号 |
電話 |
0267-22-1174 |
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バイクの車検はどんな時に必要?排気量ごとの制度とタイミング
250cc・400cc・1000ccバイクの車検制度の違い
バイクの排気量によって、車検の義務が法律で明確に定められています。これは所有者がバイクを安全かつ適法に使用するための基準であり、特に中型・大型バイクユーザーは理解しておくべき重要なポイントです。
排気量ごとの車検義務の有無
排気量分類
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車検の有無
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登録区分
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備考
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〜125cc
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不要
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原付・小型自動二輪
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自賠責保険・軽自動車届出のみ
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126cc〜249cc
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不要
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軽二輪
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自賠責・軽自動車届出のみ、車検は任意
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250cc以上
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必要
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普通自動二輪・大型自動二輪
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法定車検義務あり、2年ごと
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250ccバイクは車検対象外である一方、400ccや1000ccバイクは「道路運送車両法」に基づき、車検が義務付けられています。これにより、多くのバイクオーナーが誤解しがちな「どの排気量から車検が必要か」という疑問がクリアになります。
特に400cc以上のモデルに乗るライダーは、中古車で購入した場合や長期間保管後の再登録時など、車検が必要なタイミングに注意が必要です。また、車検制度は以下のような特徴も持ちます。
- 車検対象外でも整備不良での罰則は発生するため、安全点検は必須
- 排気量が大きくなるほど車検費用や点検項目が増える傾向にある
- カスタムパーツの装着状況によっては、保安基準不適合で通らないことも
つまり、排気量が250ccを超えると法的な義務が発生し、単なる整備とは異なる「行政手続き」としての車検が必要になるのです。
新車購入後の初回車検と以降の周期
新車で250cc超のバイクを購入した場合、最初の車検は購入から3年後に設定されています。これは自動車と同様の制度であり、「初回は3年、以降は2年ごと」が基本サイクルとなっています。
車検区分
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実施タイミング
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有効期間
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備考
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初回車検
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新車購入から3年後
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3年間
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登録日基準、満了日注意
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2回目以降
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前回車検から2年後
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2年間
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定期的な更新必須
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このスケジュールに基づいて、オーナーは車検期限の6週間前から更新手続きを進めることが可能です。なお、以下のような注意点があります。
- 車検満了日の1カ月前を切ってから予約すると、希望日程が埋まりやすい
- カスタムバイクの場合、検査に時間がかかるため早めの準備が重要
- ユーザー車検(自分で陸運局に持ち込む方式)も選択可能だが、整備知識が求められる
とくに初回車検は見逃しがちなタイミングであるため、新車登録日を車検証で確認しておくことが肝要です。車検を通過しないと、公道走行が不可能になるため、忘れずにスケジュール管理を行いましょう。
バイク車検の手続きの流れと必要な準備
ユーザー車検と業者代行の違いと選び方
バイクの車検を通す方法は大きく分けて「ユーザー車検」と「業者代行」の2種類があります。それぞれに明確なメリット・デメリットがあり、ライダーの知識や時間的余裕、予算によって最適な方法が異なります。
両者の主な違い
比較項目
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ユーザー車検
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業者代行
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費用
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約15,000〜30,000円
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約40,000〜70,000円
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手間
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自分で全工程を実施
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業者が全て対応
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必要知識
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整備・書類の知識が必要
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基本的に不要
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時間
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半日〜1日必要
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車両預けるだけ
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安心感
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自分の整備力に依存
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プロが対応、合格率高
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ユーザー車検は自ら陸運局にバイクを持ち込み、整備点検・書類提出・検査ラインの通過までを行う方法です。最大の魅力は費用を抑えられる点で、例えば400ccバイクのユーザー車検なら、法定費用を含めても3万円以内で済むケースが多くなります。
一方、業者代行はバイクショップや整備工場などが一括して車検手続きを請け負ってくれる方法で、ユーザーが書類記載や整備の手間に悩むことなく、スムーズに更新できるのが特徴です。費用はかかるものの、プロの技術や代車の貸し出し、万が一の修理対応などサポート面が充実しており、初心者や忙しい方にとっては安心な選択肢といえるでしょう。
なお、ユーザー車検を選ぶ場合でも、整備だけはプロに依頼する「点検整備付きユーザー車検」という方法もあります。整備不良による不合格を避けつつ、検査コストを抑えられるバランスの取れた手段として注目されています。
陸運局での車検予約の方法と注意点
バイクのユーザー車検を行うには、事前に「自動車検査インターネット予約システム」での予約が必須です。これは全国の陸運支局で共通のルールであり、いきなり窓口に行っても対応してもらえないため、確実な事前予約が必要になります。
予約は以下のステップで進めます。
- 検査予約サイトへアクセス
- 利用者登録(メールアドレス、パスワード設定)
- 希望する陸運支局と日時の選択
- バイクの車台番号など必要情報を入力
- 予約完了メールの確認と印刷(持参必須)
ここで注意すべき点は、特に3月・9月といった年度末や半期末に予約が取りづらくなる傾向があることです。この時期は個人だけでなく企業のフリート車両も集中するため、希望日が2〜3週間先でないと取れない場合も珍しくありません。
その対策として、以下の方法が有効です。
- できる限り1か月以上前から予約に着手する
- 平日午後の遅い時間帯を狙う(午前中は混雑しやすい)
- 他県の陸運局での受検も検討(バイクの登録地によって対応可能)
また、予約後に日時変更したい場合は、前日までであれば予約画面から無料で変更できますが、当日キャンセルや無断キャンセルはペナルティが発生する可能性があるため、注意が必要です。
さらに、インターネット予約の際は「継続検査(ユーザー車検)」を選択するようにし、初めての人は確認メールを印刷して当日持参しましょう。メール画面だけでは受付で確認が取れないケースもあります。
車検前にしておくべき点検と整備のポイント
ブレーキ・スピードメーター・ヘッドライトのチェック
バイク車検で不合格となりやすいのが、ブレーキやヘッドライト、スピードメーターに関する不備です。これらは「保安基準」に基づいた検査項目であり、安全性に直結するため、厳格にチェックされます。検査当日に慌てないためには、事前に自ら確認できるチェックリストを活用し、必要な整備を済ませておくことが重要です。
ユーザー車検前の自主点検で確認すべき項目
チェック項目
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基準と確認ポイント
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よくある不合格原因
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フロントブレーキ
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制動力があり、握った際に遊びが適正か
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パッド摩耗・油圧漏れ
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リアブレーキ
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踏み込み時の効き具合、異音の有無
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ペダルの緩み・ディスク摩耗
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スピードメーター
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検査機器との表示誤差が少ない
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ケーブル切れ・メーター故障
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ヘッドライト光軸
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前方を真っ直ぐ照らし、高さが合っているか
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光軸ズレ・社外LEDが基準外
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ランプの点灯
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ウインカー・ブレーキランプ・ナンバー灯が明るく点灯
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玉切れ・配線不良・色違いランプ
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特に注意したいのがヘッドライトの「光軸検査」です。車検ラインではヘッドライトの高さと方向が正確であるかを自動機器でチェックされますが、社外LEDに交換している車両は光が拡散してしまい、基準外と判定されやすくなります。対策としては、以下のいずれかを実施することが有効です。
- 純正バルブに戻す
- 車検対応のLED製品を使用する
- テスター屋で事前に光軸調整を受ける(費用は1,000円前後)
また、スピードメーターの誤差検査では、バイクをローラー上に乗せて40km/hで加速させたときにメーターが適切に反応しているかを見られます。ケーブル式のバイクでは、長年の使用でメーターギアが磨耗し誤差が出ることがあるため、動作確認をしておくと安心です。
これらの点検を自分で行うのが難しい場合は、車検前点検のみを整備業者に依頼する方法もあります。点検費用の相場は5,000〜10,000円程度で、合否に関わる重要な部分をカバーしてくれるため、特に初めてのユーザー車検では活用する価値があります。
マフラー交換や騒音対策は必要?車検対応パーツとは
バイク車検において意外と見落とされやすいのが、マフラーに関する保安基準です。カスタムマフラーを装着しているライダーの中には「見た目重視」で選んだ結果、車検不適合となるケースが後を絶ちません。特に音量や排気ガスの基準に違反するマフラーは、検査ラインで即座に不合格とされることがあるため注意が必要です。
車検に通るマフラーの条件
基準項目
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車検適合のポイント
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不合格となる主な原因
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騒音基準値
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加速走行騒音:94dB以下(新規制対象車)
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音量が規定値を超えている
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型式認証マーク
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JMCA認定や政府認証(eマーク、JASMA等)
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無認証・認証ラベル剥がれ・不明なマフラー
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排気ガス規制適合
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酸化触媒装備などでCO/HCの排出を抑制
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キャブ調整不良・触媒未装備
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サイズ・突出量
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全長から極端に飛び出していない
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フレームから大幅にはみ出す設計
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この中でも「騒音」はもっとも落ちやすい項目のひとつです。社外マフラーの中には見た目重視の爆音タイプも存在し、たとえ「音が気に入っている」という理由で選んだとしても、加速騒音試験に通らなければ車検には通りません。特に令和元年以降の車両では、より厳格な「加速騒音試験」が導入されており、メーカーの型式認定を受けたマフラーであることが重要になります。
おすすめなのは以下のような車検対応マフラーです。
- 政府認証マフラー(JMCAまたはeマーク付き)
- 純正形状の低騒音モデル
- サイレンサー交換可能タイプで音量調整できるもの
こうしたパーツはバイク用品店やメーカー公式サイトで「車検対応」と明記されている場合が多く、万が一検査で不合格となっても返品・交換対応がスムーズな傾向にあります。
また、マフラー交換時の注意点として、マフラーを固定するボルトやバンドが確実に締結されているか、排気漏れがないかも検査対象です。排気漏れは見た目では分からないこともあるため、エンジン始動中に排気口周辺に手をかざし、空気の流れや異音を感じ取ることが一つの確認方法になります。
違法改造とされるラインは、「基準を満たさない部品の装着」だけでなく、「認証マフラーであっても内部を改造した場合」も含まれます。消音バッフルの除去やサイレンサー加工などを行うと、認証ラベルが無意味となるため注意が必要です。
まとめ
バイクの車検は、単に法定の義務を果たすだけでなく、安全性を保ち、無駄な出費を避けるための重要な手続きです。特に排気量が250ccを超える車両においては、自賠責保険の加入や納税証明書の準備、整備記録簿の作成、各検査項目の合格など、細かな準備と知識が必要になります。
実際に、検査当日に光軸やブレーキ、排出ガスといった基準で不合格になるケースも少なくありません。特にヘッドライトや社外マフラーなどのカスタム部品は、車検非対応であることが原因で再検査となる事例が多く報告されています。事前に保安基準に適合するかを確認し、整備の記録を残しておくことが非常に重要です。
また、ユーザー車検を選ぶことで費用を抑えることが可能ですが、手続きや点検の内容を十分に理解していないと、逆に時間や手間がかかり、二度手間になってしまうこともあります。国土交通省の自動車検査インターネット予約システムの活用や、必要書類の記載ミス回避など、事前の準備が合格の鍵を握ります。
運輸支局での実地経験をもとに、予約のコツや落ちやすい検査項目のチェック方法、点検整備記録の書き方までを実践的に紹介しました。この記事を活用すれば、バイク車検に必要な情報が一通り整理でき、費用の見積もりから検査ライン通過までの流れをイメージしやすくなります。
検査を甘く見て放置してしまうと、自賠責切れや整備不良による重大事故につながり、場合によっては数十万円以上の損失や免許停止のリスクすら伴います。だからこそ、正しい知識を持って、車検を味方につける準備を始めてみてください。安全と安心のために、一つひとつのステップが確かな意味を持っています。
安心と信頼の車検・整備サービス - 若林自動車工業有限会社
若林自動車工業有限会社は、お客様の安心・安全なカーライフをサポートするトータルカーショップです。新車・中古車の販売をはじめ、車検、一般整備、鈑金塗装、各種保険手続きなど、幅広いサービスを提供しております。国家資格を持つ整備士が常駐しており、一台一台丁寧に点検・整備を行っております。特に車検においては、法定基準を満たすのはもちろんのこと、お客様の使用状況に合わせたきめ細やかな整備で、安心して長くお乗りいただけるよう努めています。お車に関するお困りごとがありましたら、どんなことでもお気軽にご相談ください。
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よくある質問
Q.400ccのバイクは必ず車検が必要ですか?排気量による違いを教えてください
A.はい、400ccのバイクは道路運送車両法に基づいて法定の継続検査が義務付けられています。具体的には、250cc以下のバイクは車検不要ですが、251cc以上、つまり400ccや1000ccのバイクは新車購入から3年後、それ以降は2年ごとの車検が必要になります。排気量が大きくなるほど点検項目が増える傾向があり、整備やチェックの精度も求められます。愛車の排気量と法定義務を照らし合わせて、適切に手続きを行うことが重要です。
Q.車検切れのバイクに乗るとどうなりますか?罰則はどれくらいですか?
A.車検が切れた状態で公道を走行することは違法であり、違反した場合は6点の減点と6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が科されます。さらに、自賠責保険も同時に失効しているケースが多く、そちらについても6点減点となり、合計12点で免許停止の対象になる可能性があります。過去には、検査満了日を過ぎてわずか3日で摘発された事例もあり、車検証や有効期限の確認は必ず行いましょう。
Q.ユーザー車検の予約が取れない時期ってありますか?いつが混雑しますか?
A.はい、バイクのユーザー車検は特に3月や9月の月末が非常に混雑しやすく、インターネットからの予約もすぐに埋まる傾向があります。これは軽自動車税や納税証明書の処理が集中する年度末にあたるためです。混雑を避けたい場合は、1か月以上前から予約を進めるか、午前中ではなく午後の時間帯を狙うのが効果的です。また、地域によっては隣県の運輸支局での予約も可能なので、柔軟な対応が合格率アップにつながります。
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